Saturday, June 2, 2012

救命いかだで脱出

今日はサバイバル訓練。いよいよ船が沈没しそうな時にライフラフト(Liferaft)で脱出する事を想定した訓練。午前中の講義の合間に、隣のコーヒーショップのスペースにてライフラフトがどんな物かを見物。簡単に言えば屋根付きゴムボート。



水中に浮かんでいる時、一番恐いのは体温低下と脱水症状。何日か食べ物は無くても何とかなるが、水が無いと生き残れない。ライフラフトには非常用飲み水が必須。もちろん、乾燥食物、救急医薬品、魚釣りの道具などもある。また、所在地をサテライト経由で救助隊に知らせるEPIRBなども必需品。

粘度キャラクターのGumbyと似ているところからガンビースーツと呼ばれる避難用スーツを点検。代表ひとりが試着。






午後からはレッドフックダイブセンターの船で実際に海へ。行き先は私達が停泊しているクリスマスコーブです。ボブがカタマラン船から写真を撮ってくれました。

まずは、全員船から水中へ飛び込んで1分間浮遊。その後、ライフラフトを泳いで一周。ところが、ひとりだけ泳げない女性がいました。前日のクラスで泳げないと言っていたのでびっくりはしなかったものの、訓練にはちょっと支障あり。そこで、キャプテンスクールのオーナー、ジョンがつきっきりで指導。もちろん、ライフジャケットを着けて。さすがに顔が引きつっていました。


残り全員もライフジャケットを着けて再度泳いだ後、3、4人のグループに別れ、順番にガンビースーツでの訓練。ガンビースーツはワンサイズしか無く、殆どの女性にはぶかぶか。これが海水に濡れたら浮いてくれるのは良いけれど、これで泳いだりライフラフトによじ登るのにはかなり骨がおれました。続いて逆さまにひっくり返ったライフラフトをひとりで元に戻す訓練。これも何とか終了。この最後のサバイバル訓練が一番疲れました。3日間の訓練を終えて、無事にSTCW(Standard of Training Certificate of Watchkeeping)の終了書を貰った時は、嬉しさと充実感で満足。

泳げないクラスメートも時間はかかったものの、皆の助けを経て、何とか無事にコースを終了しました。本当、諦めずに良く頑張りました。立派!





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