前回の仕事が終わって数日した2週間前に、英国領ピーターアイランドにあるレストラン、Tradewindsに隣接するワインルームで、木曜日のみ開催されるワイン試飲ディナーに行ってきた。以前から何回か予約を試んでいたが、12席のみなので予約がいっぱいだったり、逆に予約が少な過ぎるのかクローズしていたりして今回までその機会がなかった。チャーター中で祝えなかったボブの誕生日を祝うという口実で、少し贅沢をしてきました。
参加者は夫婦3組に母娘とその友達の9人。ワインのスペシャリストもホストとして同席して合計10人での会食となりました。お互いに知らない者同士とは言え、美味しいワインと食事を共通目的とするので、自然と会話も弾み、楽しいひと時を過ごす事ができました。ワインセラーを背にセッティングされたマホガニーのテーブルはなかなか良い雰囲気です。
こちらが本日のメニュー。食事にマッチするワインを選んでくれています。
まず、前菜はロブスターとマンゴーのサラダ。新鮮な野菜の上に盛られたロブスターと熟れたマンゴー。柑橘類のドレッシングがさっぱりしていて素材の味を邪魔せずグッド。惜しむらくは、ロブスターがもう少しだけ柔らかかったら文句無しというところ。
前菜のお相手はFerrari Carano Fume Blancというカリフォルニアの白ワイン。カリフォルニア産のワインにはあまり外れという事がないので安心して飲めます。少し甘めだけど、程よく冷えており、少々待ちくたびれて乾いた咽にはすっきりさわやか。
続いてはビーフカルパッチョ。超薄切りの牛肉にケッパーとパルマジャンチーズがかかり、オリーブ油に塩こしょう味。こちらは見た目以上に美味しくてペロッと、いえいえ、一応ワインと調和させながらゆっくりと頂きました。
カルパッチョのお相手はピノ・ノアール。こちらもカリフォルニア産。
そして、メインディッシュはローストした子羊のあばら肉、Rack of Lambです。ふた品に続くメインとして大きさも丁度良く、また焼き色も薄ピンクで食欲をそそります。私には少しだけ塩気が足りな気味かな。でも、健康のため要塩分カット!
Benziger Cabernet Sauvignonが子羊のお供。こちらもカリフォルニアワイン。この種類のワインはお気に入りで何回か飲んでいる。今日もまた満足の一本でした。
メインの後に出て来たのが、European Cheese Board。チーズの盛り合わせ。プレゼンテーションが素晴らしいのでこちらも残らずに頂いてしまいました。
チーズのペアに選ばれたPolka Dot Crisp Rieslingというリースリングワイン。リースリングと言えばドイツ。甘めのこのワインは普段はあまり飲まないけれど、今日は別。でも、ここまで来たら、眼の前のグラスに注がれた何種類かのワインが効いてきて、もう何を飲んでいるのやら状態に。。
そこへ、ぱっと眼を覚まさせてくれるようなあでやかなデザートの登場。イタリア風のバニラカスタードの上にフルーツジェリーをあしらい、そのまた上に乗っかったお砂糖の芸術がお見事。
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