Monday, October 8, 2012

思わぬアクシデント

下ろしたマストはペンキを塗る必要がある。その為に、ボブがワイヤーを固定しているピンを抜いていた時の事。外れたピンがピョーンとどこかへ飛んでしまったらしい。その直後に何かに当たる音が聞こえた。そして、その方向を振り返った場所には、隣のボートの持ち主の車があった。もしや?と思って近づいてみたら、見事に車のガラスにギザギザのひびが入っていた!

隣の船には6才になる女の子と両親の3人が住んでいる。ただ、お互いに自己紹介はしたけど、それ程良くは知らない。お父さんはボート関係の仕事をしているとの事で、しょっちゅう車で出たり入ったりしているが、お母さんの方はボートにいるのかいないのか静かにしているので良く分からない。ボブは邪魔をするのも悪いと思ったので、書き置きをしようと考えた。ところが、整備中の我がボートの中は滅茶苦茶に散らかっていて、一枚の紙を見つけるのに時間がかかってしまった。そして紙とペンを手にして梯子を下りてきたら、そこにはもう車がなかった。取り敢えず、状況を説明したメモを彼らの梯子に貼付けておいた。その後、夕方になって親子3人が戻ってきたので、直接訳を話して謝り、修理代を請求して欲しいと言った。両親は女の子が言うまでに気づかなかったくらいだからと、こちらが恐縮する程は気にしていなかった。

それから4、5日して、旦那さんの方から修理が終わり、800ドル(トリニダード&トバゴドル)かかったと言ってきた。アメリカドルで135ドルくらいと思ったよりも安かったので得をした気分になった。だけど良く考えたら、ピンがたったひとつ跳んだせいでこれだけの出費は高くついたアクシデントでした。因みに車の後部にはTOKYO NISSANとあった。

(実はこのブログをボートヤードの中にあるインターネットカフェで書いている。しばらく前にその旦那さんの方がここに入ってきてすぐ傍のコンピューターを使っている。車の写真をアップしようかどうか、しばらくためらってしまいました。)












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