Friday, November 2, 2012

完全に開放?

しばらく前に、先月で辞めたチャーター船のオーナーからメールがあった。内容は船をセントビンセント島のブルーラグーンに置いてもらい、そこでキャプテンオンリーのチャーターをやるとの事。ついては船を引き取りに行かせるので便宜を計って欲しいとの事。ブルーラグーンにあるベアフット・オフショア・セーリングとの繋ぎを作ったのは他ならぬ私達だし、やってくる二人も知っているのでいいが、船を売りに出すと言う話はどうしたのかな。多分、希望とはかけ離れた値しかつかないので諦めたのだろうと推測した。

彼らは一昨日の午前中に到着予定だったが、セントビンセントから乗る予定の飛行機が、何と到着時に死人が出たとかで遅れに遅れ、結局夜遅くに到着した為に、会ったのは翌朝になってからだった。その上、その日の午後1時に進水すると言っていたのに、それを早めて午前11時にするとの事。何とまぁ到着した翌日に出発とは、さすがベアーフットだなと呆れるよりも感嘆したくなる。それでも、オリンピッククラスのセーラーで、あっちこっちを飛び回り、色々な船を操縦しているフィリップとその弟子だから心配はないか。

せわしい中、トリニダード出身の弟子の車に乗って4人一緒にイミグレーションに赴き、私達のサイン・オフと彼らのサイン・オン並びにチェックアウトを行い、急いで船まで戻ってきたら、もうトレラーに乗せて移動し始めていた。いやはや。





普通、陸揚げしたこんな機会には直せる箇所を修理し、船底のペンキも綺麗に塗って、気持も新たに進水するのであるが、ケチなオーナーに何もするなと言われ、何もできずに化粧が剥げ落ちたままのかわいそうな彼女は、それでもそのまま無事に進水した。もう私達の手を完全に離れた。開放感!

とは言え、ベアフットから、フリーになったのなら今年は忙しいから手伝って欲しいと言われている。さよならした筈の船にまた乗船するなんて事もあり得る?それはイヤダー!!

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