Tuesday, December 11, 2012

待ちに待った冷蔵庫

船底のペンキを塗ったら、さぁ進水というのが通常の流れだけど、今回に限ってはそれができずにいた。というのはまだ冷蔵庫が直っていないのだ。冷却版は部品を取り替えれば使えると言ってコントラクターが持ち帰ったのがかれこれ2ヶ月も前。コンプレッサーはコンパクトな物に代えるからと言われ、古いコンプレッサーを苦労して取り外してあった(10月半ばのブログ)。

それからがやきもきさせられ通し。と言うのもクレジットカードでの支払いは受け取らないと言われ、現金で1700米ドル程を支払い済みだったからである。それも領収書も取らずに(準備してこなかったから後で持ってくるといわれたのだが)。去年、仕事用のカタマラン船のエアコンを直してもらった時に良い仕事をしてくれたので信用していたからではあるが、さすがにひと月以上も姿を現さないと疑いが生じ始めた。もちろん、メールで何度か連絡はしていたが、その都度もっともらしい言い訳をされ続けていた。そうやって6週間を過ぎた頃、さすがに我慢の限界にきた。「あれこれ言い訳は無用、やるべき仕事はやってくれ」とメールをしたら、「言い訳では無い。かくかくしかじかで」と自分の正当性を主張する説明がしてあった。それを普通は言い訳と言う。それならそうと経過報告をしてくれてもいいではないですか。まぁとにかく、やっといつ行くと言ってきた。

彼の姿を見るまではまた落胆させられるのではと疑心暗鬼ぎみだったが、預けた冷却版と新しいコンプレッサーを持参してやって来た。おー、やっと来てくれたかと感謝の念さえ持った私達。そうなれば後はもう彼に任せるだけ。見ていると確かに大変な仕事ではある。古いコンプレッサーがあったエンジンの後ろ側の狭いスペースに潜りこみ、冷蔵庫へのパイプ接続作業を長い間やっていた。新しいコンプレッサーを手が届きやすい違う場所に設置するので、その配線作業も時間をかけてやっていた。でも、その日はそこまでで終わり。













また2日後に来ると言って帰った彼は2日後に現れなかった。もう待ってなんかいるつもりがない私達は即メール。すると翌日に現れ、今度はガス漏れチェックの計測器をセットして帰り、そのまた2日後に来てくれ問題無しという事で、置いてあった道具は全て持って帰った。何はともあれやっと冷蔵庫が使えるようになった!!これでもう毎日のように氷を買いに行く必要もない。その夜は万歳の乾杯をしました。
 







でも、これで終わりではないのです。古いコンプレッサーは水を使って冷却していたので水上でしか使えず、陸に上がった時はいつも氷を買っていた。でも、新しいコンプレッサーは陸地と水上の両方で使えるので、その切り替えスイッチのリモートコントローラーの設置を待っているのです。注文したけどまだ届いていないというのが彼の言い分。もう2ヶ月も経とうとしているのにですよ。こうして、私達のトリニダード滞在はもう3ヶ月になろうとしている。


 

No comments:

Post a Comment