Tuesday, July 30, 2013

バハマ到着

停止した方のエンジンを何とか直し、オート・パイロットもやっと設置でき、リビエラ・ビーチで雇ったウォーター・メーカーのテクニシャンが2つある発電機のひとつに給水システムをうまく繋いでくれた。

翌日もう片方もやってくれる事になっていたのに、バハマに行くと決めたオーナー達は、彼が次の日に来てくれたにも関わらず返してしまった。やっと優秀な人を見つけたのに、全く!かなり水を使う船だから、ウォーター・メーカーが無いときっと先々困る事になるぞー。

それでも天候の良い時に出発できたのは幸いだった。午後1時頃にドックを離れ、殆ど向かい風の為、夜通しの機走で翌朝にグレード・ハーバー・キーという島に到着した。島の周りは浅瀬があって危険なので、太陽が登って見通しが良くなる時間帯に合わせてかなりスピードを落とした。要するに早く着き過ぎたのだ。

入国審査後、島の反対側にある入江に投錨。やっとバハマに来る事が出来た子供達は大はしゃぎで、次々に海に飛び込んで行く。そんな様子を見て私達クルーも笑顔になりました。苦労が報われた感じでしょうか。

Monday, July 29, 2013

Riviera Beach Marina

過日、バハマ航海に向けてのテスト走行を終えた後もまだ課題が残っていた。エンジンが本調子で無い事と自動操舵システムが働かない事。そしてウォーター・メーカーがまだ設置できていないのだ。

それでも待ちきれないオーナー達の強い希望でイヤイヤながら出発する事になった。これは本当にイヤーな予感。案の定、マリーナを出てしばらくして何と片方のエンジンが止まってしまった。オートパイロットも動かないので、このまま手動で10時間かけてバハマまでは行けない。それより何よりもうひとつのエンジンまで止まったらお手上げである。そこで行き先変更となり、雨の中、舵を握っていた私はホッとした。

そして、着いたのがリビエラ・ビーチ・マリーナ。車だったら出発地点から1時間弱だけど眺めはずっと良い。時間によって潮の流れがとっても早い。満ち潮時には海水が澄んで底が見えるのに、逆だと濁った色になるその変化が著しい。

エンジン修理の間にオート・パイロットとウォーター・メーカーもという事で到着してから5日目になる。その間もバハマに行きたい家族にプレッシャーをかけられている。ボートの安全が保証出来ないのに行けるか!とういう言葉が喉元まで出掛かっている。

Thursday, July 18, 2013

やっとテストラン

明日はテストランという日の前日は最終チェックをしたり、散乱した物をできるだけ収納したりと夜遅くまで作業を続けた。当日は生憎の小雨だったが、出発時間の午後3時頃には雨は少し収まった。オーナー家族9人、クルー3人の他に艤装、エンジンメカニック、電気系統など8人が加わって総勢20人。予定よりも多い人数になった為、慌ててミニ倉庫にライフジャケットを取りに走った。

ドックを離れたらさすがに気持よく、海にでるまで15分程内陸路の景色を楽しんだ。セールを上げる湾がないので、海に出てからセールを上げた。今回は全て3人の艤装担当者がやる事を見ていた。帆が大きいので電動です。彼らも初めてなのでちょっと時間はかかります。メイン、ジブセール2枚、それぞれ問題無し。子供達は波を受けてキャーキャー騒いでいた。2時間ちょっと色々試して終了。でも、オートパイロットがまだ使えず、それは後日という事で無事に戻ってきた。ずっとこの日を待っていたオーナー達も満足のシー・トライアルでした。









Saturday, July 13, 2013

プロパンガス補充

しばらく前から、料理用のプロパンガスを補充しようとあっちこっちに足を運んでいたが、祝祭日と重なったり、営業時間終了後だったりして延び延びになっていた。やっと今回、何とか開いている所を見つけた。小ぎれいなオフィス兼展示場みたいな場所に入って行くと、ひとりいた男性は電話中の様子。どうやら電話の相手にずっと待たされているらしく、耳から受話器を外して応対してくれた。バーベキュー用の小さなガスタンクを含めて3つ分の支払いを済ませた直後にその電話が通じた模様。グッドタイミング。そこから、裏へ回ってブザーを鳴らすと、すぐに係員が来てくれた。ガスの臭いがするので彼が補充してくれる間、車の中で待っていた。15分近くかかって終了。あー、これでやっと料理ができる。






Friday, July 12, 2013

引き続き今日も

昨日に引き続き、今日も大勢の人が出入りしている。3日続けてのこのテンションの高さ。何故、これがもっと早い段階でなかったのか。そうすれば、今頃はバージン諸島辺りの青い海に浮かんでおれたのに。



来週の水曜日にはこちらフロリダを出発するつもりでいるオーナー達。当初の予定では明るい白ペンキを綺麗に塗り直してからノンスキッド(滑り止め)のデッキにする筈だったが、その過程を少々短縮して今日ノンスキッドを塗り終えた。



実は未だにアンカー装備ができていない。何だか良く訳が分からないのだが、私達が来る前にアンカーとチェーンは船から下ろされていた。どうやら船に付いてきたアンカーを巻き上げるジブシーとチェーンの相性が悪かったらしい。それでずっとマッチさせるべく探し求めていたのだが、やっと目的に叶うサイズのジプシーが届いた。サンプルとして買っておいた短いチェーンをはめて見た。結果はやっとオーケー。これで300フィート位の長さのチェーンを注文できそうだ。



しかし、セール担当のリガー達が、デッキ上のボルトを補強するバッキングプレートをセットし忘れたと言う。オイオイ。。そんな訳で天井板を外してそれを取り付ける作業をしております。今日はもう金曜日。週末に仕事に来る人はあまりいないし、これで本当に来週半ばまでには出発できるのか?ア・ヤ・シ・イ。


Thursday, July 11, 2013

オーナーが来たら

昨日、オーナー達が船にやってきた。以前からクルーはそれに合わせて必死に作業をしていた。ボートヤードの従業員は朝7時から作業開始で4時には終了だが、私達はその後からも自分達だけで作業。と言っても、メカニカルな事に疎い私に出来る事は限りがあるので、専らボブとキムが身体を動かしている。ふたりは毎日7時から夜の8時か9時まで働いている。ボブも良く働くが、キムは若い分体が良く動く。

おもしろい事に、昨日、今日とこれまでに無い数の作業員達が一斉にうちの船に集まって来て仕事をした。我がオーナーが担当のトップ達にはっぱをかけた模様。もちろん、それとは関係なくいつも良くやってくれる人もいるが、やれば出来るじゃない!と言いたいくらいに集中していた。このままこの調子で行ってくれますよう。家族も一緒にフロリダまで来たけど、まだ出発できる状態ではない。その為、彼らはホテルに滞在している。誰もが早くここを離れたがっている。




















レンジでゆで卵

そう言えば、もうひと月半も卵を食べていなかった。電子レンジでゆで卵は作れないものか?そう思ってグーグル検索をしたらありました。
「電子レンジでゆで卵をつくる」

卵をアルミ箔でしっかり包み、コーヒーカップに入れる。ちゃんとかぶさるまで水をいれ(ちょっと浮きますが)ラップをする。蒸気の逃げ口用にラップに少し隙間をあけて、5分間チン。固めが好みならレンジから取り出した後しばらく放置します。かなり熱いので、水で冷やしてからアルミ箔を剥がして殻をむく。おー、なかなかの出来上がり。シンプルながら新しい発見が嬉しい朝食でした。

(目玉焼きは無理かなと思って調べたらこちらもありました!)






Monday, July 8, 2013

グリル

米国の独立記念日である7月4日から昨日まで4日間、ボートヤードは店じまいだった。この時期4日間も作業が遅れる事を心配していたが、逆にクルー3人で目一杯仕事をする方が邪魔が入らず随分とはかどった。日中はいつも作業員や業者、そしてオーナーとの橋渡しをし、5時以降にもやる事が絶えないボブにとっては特にその感が強かった。やはりモチベーションの違いは仕事量に反映する。そうは言っても、分類化された作業を全てできるかと言えばそれは無理である。何はともあれ、この4日間は気持が穏やかだった。Quim君がどこかから探し出して来たグリルで夜はステーキを焼いたり、ハンバーガーを作ったりして静かに休暇気分を味わった。













Sunday, July 7, 2013

ニュー・メンバー

過日、面接をしたエンジニアのQuim(キム)君が、新しいメンバーとしてクルー・チームに加わってくれた。と言っても、彼が働き初めてから既に10日程経っていますが。何せやる事が多過ぎて、初日から即戦力になってもらい助かっています。本当、性格が良くて働き者の彼が来てくれて良かったとほっとしている。

どうやら、気合いが入って乗り出すとやり始めた作業が完了するまでは休みなしでのめり込むタイプのようです。有り難い反面、最初の頃はランチや夕食の時間になっても休憩しようとしないので、こちらも気兼ねして待っていたりしたが、そのうちそれは辞めた。一緒に食べられる時はそうするし、そうで無い時はそれでOKという自然なスタイルの方が長続きすると思うからだ。私達はこれまでふたりだったので、ひとり増えたらどうなるか心配する所もあったけれど、彼とならうまくやって行けそうです。どうか長く続いてくれますように。






Saturday, July 6, 2013

短めのドライブ

相変わらず、土曜も日曜もなく船の作業が続いています。バハマへの出発をせかすオーナーと、作業員達の間に挟まって色々あり、多少疲れ気味なので、用事に出た後、真っすぐにボートヤードに帰る気がせず、辺りをちょっとだけドライブした。フロリダ州のスチュアートという町は、結構緑が多くて、なかなか立派な屋敷もあります。

道路の両側から覆い被さるような木立ちが並ぶ景色など、車の中から写した何枚かをアップします。短い時間でしたが、少し心が癒されましした。ただ、車が無いとどこにも行けないという生活はやっぱりノー・サンキューかな。公共の交通機関や自分の足で歩ける範囲の生活空間が一番です。まぁ、何はともあれ、明日からまた頑張ろう。