さて、このレストランはウォーターフロントに面した外側にもテーブルがあるが、中はカリブの島々には珍しく冷房が効いている。それなりの広さのバーカウンターに座り、ビールを注文。バーテンダーにお酒はどんな種類を置いてるのと尋ねると、「月桂冠。だけど、今日は無いよ。だから酒マティーニも作れない」との答えで笑ってしまった。
その後ろ側にバーよりも小さい寿司カウンターがある。入る前に日本人のシェフはいるかと聞いたら、シェフはフィリピン人だと言う。そう言えば、バハマのノブ・レストランにもフィリピン人のシェフが二人いた。こちらも二人いたので、そのうちのひとりにどこでトレーニングを受けたのかと聞くとフィリピンだという。私が最初に訪れた外国はフィリピンだけど、それはもう遠い昔の事だから、あれから沢山の寿司シェフを輩出するようになったのか?
その彼に作ってもらったのが、巻物2本と刺身盛り合わせです。両方とも甘いタレがかかっていて、シャリの味は分からなかったが、それなりに美味しかった。刺身は見た目は良かったけど、少しだけ水っぽいような気がした。先入観だろうか?頑張っている彼らには申し訳ないが、どうしてもお寿司が食べたい!と思う時以外はまた来ようとは思わないだろうなぁ。
検索してみたら、オーナーはトリニダードの人で、最初はハンバーガーチェーンのフランチャイズを目指したが、トリニダードは市場としては小さいからと断られ、それならばと自分で始めたハンバーガー店が繁盛し、その後はピザやコーヒーショップと事業を広げ、そしてお寿司となったようだ。セント・キッツ島にあるという同じ名前のレストランも彼が所有するのであろうか。
私達が入った時間帯は空いていたが、そのうちにおしゃれをした女性を中心に人が入ってきだして結構な賑わいだった。カリブの島々ではSushi Barがトレンディーな場所になりつつあるのかなと思った。それは嬉しいと同時に、できればちゃんとしたお寿司屋さんも進出してくれれば良いのにとも思ってしまいますね。
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