Sunday, November 10, 2013

日の丸船集合



ベクイ島に2泊した後、南に43キロ程離れたユニオン島のChatam Bayに向かった。その湾で去年知り合った日本人のセーラーに会う事になっていたのだ。彼とは何度か会おうと計画しながら、その都度私達の予定変更で会えずにいた。今回はグレナダ島からセントマーティン島まで北上するのにひとりだけだというので、是非とも会いたかった。

予定より多少遅れて到着し、錨を下ろすと同時に見知らぬ男性がディンギーで現れた。彼いわく、「あなたのお友達がバーで待っているから迎えに来ました」との事。「あー、それなら自分達のディンギーで行くから」と答えたが、いやいや是非乗って行って下さいという。それならと急いで片付けて彼と一緒に岸に向かった。

そして判ったのだが、ディンギードックが壊れており、修理がまだ終わっていないので、ビーチに上げるしかなかったのだ。結構な勢いの波が押し寄せるので、そのタイミングを計るのにちょっと要注意。それからやっとKさんに会う事ができた。メールの遣り取りはしていたが、お互いの近況や予定、それから船に関する話題で時間が過ぎ、じきに夕焼け空になった。



そのうちに湾内に向けてセーリングしてくるヨットがあった。目を凝らして見ると、どうやら知り合いの日本人女性とフランス人が乗っている船のようだ。彼らは前日、同じ島からメールをくれ、その日はもうひとつ南のグレナダの島に行くとの事であった。でも、彼らとも会おうとしてなかなか会えずにおり、この機会を逃すとまたいつになるか分からないので、駄目で元々Chatam Bayに引き返してこないかと誘いの返信をしておいたのだ。

先と同じように、バーの男性がディンギーから声をかけたらしいが、彼らは自分達のディンギーでやってきた。日本人のWさんとは3ヶ月程前に一度マルティニークで会っただけだけど、彼女が日本に一時帰国している間にパートナーとは数回会っていた。そんな訳で、珍しく日の丸がかかった船が3艇一同に会するというまたとない機会となった。その夜は一番大きな日仏カップルの船で酒類や料理を持ち寄り11頃まで楽しいひと時を過ごした。日本人同士ではやはり日本語が一番楽です。翌日はひとりで先を急ぐKさんを見送り、その後2艇はプチ・セントビンセントへ向かった。


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