Sunday, March 2, 2014

ちょっと変わったカップル

2週目のセーリングクラスが終わった。今回は50代くらいの夫婦ひと組のみ。ふたりはロースクールで出会ったという。10人の弁護士を使っているという旦那さんは多少セーリングの経験があり、ずっと本格的にヨットをやりたいと思っていたらしい。このクラスに参加する2ヶ月程前に37フィートの船も購入済みだとの事。それは良いが、昔フットボールをやっていた彼は190センチ以上で125キロと大柄。膝の手術をしたばかりで動きも危うい。ずっと座りっぱなしの仕事の上に甘いもの大好きらしく健康体は言い難い。

対する奥さんはその逆でスリム過ぎ。太るのが恐いので食べ物の選択にも慎重。そして1週間の間、全く料理をしなかった。その上、皿洗いもしない。これにはビックリです。一度、食べ終わった後に、自分の皿を持って立ち上がったので、「お!今度は洗ってくれるのか?」と思ったら、「デニス(旦那さん)が皿を洗うから、私は手伝う」とのたまった。何を手伝うのか?そのデニスは大食感なので動きも鈍い。まぁ、こんな調子だから大抵彼らが立ち上がる前に、自分でささっとやった。朝と昼飯は全食作って差し上げました。でも、その代わりに外食は全部彼らが支払ってくれた。自炊の時も魚売りが来たらその代金も払ってくれた。ボブだけならともかく私が一緒に参加したクラスでこれは初めての経験です。

旦那さんは少なくとも2回目の結婚で、先の結婚では双子の女の子がいる。そして今の奥さんとの間にも男と女がひとりずつ。皆、成人していて今はふたり暮らしだが、4人の子供達の事で悩みが多いらしく、奥さんはあまり晴れ晴れとした笑顔が無い。旦那さんの夢に付き合っての参加だから、我が儘も出てしまい、テストで良い点数が取れなかった時に、「デニスは2ヶ月あったけど、私は2週間しか勉強する事が出来なかった。このテストの結果にはハッピーでな無い!」と叫ぶように言った。ボブが「80点以上でパスできたから良いんじゃない?」と言っても、すねて自分達のキャビンに引きこもってしまった。まるで子供では無いか!夕食に出かける時間なのに困った3人。が、40分程してまるで何事も無かったかのようにキャビンから出てきた。こちらも何事も無かったように対応。

出かけたレストランでは、ピアノ弾き語りのミュージシャンがアメリカのオールドヒットソングを歌いまくった。それに合わせて最初から旦那さんを誘って踊りまくった彼女。好きな分野での弁護士にはなれなかったので監査の仕事をしていると言っていたが、普段よっぽどストレスがあるのかな?気分にムラのある彼女に何度か憂鬱な気持にさせられた週が昨日で終わってホッとしている。さぁ、もう1週頑張ろう。今度は多くを望みません。どうか普通の人達でありますように。






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