Thursday, April 16, 2015

対照的その1



ほぼ連続7週間のチャーターが終わった。学校が春休みの時期とあり、そのうちの4週間は子供連れの家族だった。最後の2組が特に対照的だった。ひと組めは両親と13歳の男児と11歳の女児。甘やかされた典型で、子供達は朝は10時まで寝ている。起きてきても「おはよう」の挨拶もこちらから言わない限り口にしない。特に酷いのは女の子。親は召使いだと思っているのではと思うくらい。結局は親も我が儘を許してしまう。見ていて何度引っぱたきたくなったか。お陰で、朝ご飯は両親の分と子供の分を別々の時間帯に作る羽目になった。

そして、母親はもっと自己中心型。この家族は友人家族が自分達で船をチャーターしてバージン諸島に来る事を知り、自分達も一緒にと私達の船を予約したらしい。1週間のうちに何度か目的地で会うのかと思っていたら、毎日一緒に行動したい、おまけに、4人いるあちらの子供達をうちの船に泊まらせたいとのたまう。そんな事はひと言も聞いていない!これは安全面から考えてもキャプテンの責任が大き過ぎる。第一、契約違反。

我を通したいご機嫌斜めの母親は、ブローカーに何とかしてもらおうと電話やメールで毎日連絡。そしていろいろと船の設備についても文句を言い始めた。なんとも言えない雰囲気の最悪なチャーターだったが、高級リゾートに連れて行った時は笑顔になり、スパに行ったり、何と宿泊までした。

爆発しかけた私達もグッとこらえて何とか終わらせたチャーターだったが、終わった後にブローカーに連絡して、一泊分と夜ディナーに行った分、そしてワイファイやカヤックが無かった分の返金を求めてきたらしい。全く持って信じられない女だ。船のオーナー曰く、「俺だったら2泊目に船から追い出していたよ」。もちろん、返金なんかするつもりは無い。でも、この人はしつこそうだから、しばらくは安心できない。


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