友達

ニューヨークから友人夫婦がセント・トーマス島にやってきた。２年前にニューヨークで会った時から来たいと思っていたらしく嬉しい再会となった。丁度、チャーターの仕事が始まる数日前だったので、レンタカーで食料等の買い出しをした後に、彼らが宿泊しているリッツ・カールトン・ホテルまで会いに行った。

このホテルは立地条件が良いので素晴らしい眺めである。食事も美味しいし、友人達もとても満足した様子。ニューヨークから直行便でわずか４時間なのに、訪れてくれるニューヨークの友達がなかなかいないのが寂しいので、なおさら嬉しかった。まぁ、私達の仕事の性質上、スケジュールが当てにならないせいもあるが。それにしても長年の友達は良いものです。お土産に貰った日本の美味しいお茶やお菓子を有り難く頂いてます！

トラックBBQ

ボート・ショーの最中は殆ど料理をしない。せっかく綺麗に掃除したのを汚したり、臭いを充満させたくないからだ。１２時から１時までのランチタイムにしっかりと食べて、夜はおつまみ程度。そこでお世話になったのが駐車場にあるトラック屋台のバーベキュー。駐車場ではあっても、英国庭園並みとは言わないが、花や木々で緑がたっぷりな環境です。ボリュームがあり、美味しいので以前からたまにお世話になっている。ポークリブに豆ご飯、それとマカロニパイにサラダを少し。お値段は計算し易い１０ドル丁度です。

ボート・ショー

チャーター・ブローカー向けのボートショーに来ている。昨日と今日の２日間の開催である。１１月にあるシーズン直前のボートショーと違い、５月にあるこのボートショーは規模が小さく、参加艇が２０艇くらいでブローカーも３０人程。

始まる前日からこちらトトーラ島のビレッジ・キー・マリーナに来ているが、普段より念入りの掃除や準備に余念が無かった。しかし、ブローカーがひっきり無しに来るという状態でも無く、のんびりし過ぎていて逆に待ち疲れする。ブッキングしてくれそうなブローカー達は殆ど昨日来ているので、今日は昼過ぎにはチェックアウトしようかと話しているところである。

それでも、昨日とおとついは夕方のレセプションやカクテルタイムでは楽しく過ごす事ができたし、ゆっくり出来たので来た甲斐は十分にありました。

食べ盛り

準備する時間が今までで一番短かった７泊のチャーターは２日前に終わった。今までで一番の大食いのグループ。イタリア系カナダ人の家族は両親と１９、２１、２３歳の息子が３人。この息子達は太ってはいないものの体格が良く、まさに食べ盛り。食事の合間におやつやアペタイザー、そしてコーヒー所望の回数が多くて休んでいる暇が無かった。

レストランやバーでゲスト達におごってもらう事はあるが、こちらが夕食をおごったのは初めてである。何せ最後の夕食とデザートを作る気力が無かった。ちょっと問題児の次男坊が外食より私が作るディナーを食べたいと我が儘を言ったが笑って無視した。あなたのせいで疲れてるんです、なんて本音は言えない。損して得取れの気持が無きにしも非ずだったが、期待したチップはそれ程でも無かった。

ここでジョークをひとつ。カナダ人とカヌーの違いは？答えはカヌーはTIPする！ (ひっくり返るの意味とチップにかけて）。カナダ人の方、ごめんなさい。もちろん、ちゃんとチップをくれる人の方が多いです！

リラックス

今日で７泊のチャーターが終わった。夫婦３組の６人でニュー・ハンプシャー州から２組とテキサス州から１組。リーダー格の夫婦は他の２組とは旧知の間柄だが、その２組同士はチャーター初日に初対面だった。そのせいか最初は多少ぎこちない感じだったが、日が経つにつれてリラックスしていった。

リーダーの夫婦が良く食べ、またそれ以上に飲むので他の４人もそれに合わせていたが、そのうちにペースが落ちた。デザートは毎晩というリクエストだったので、最初の夜はフレッシュなイチゴにサンブーカというイタリアのリキュール酒を少し混ぜ、ホイップクリームをかけた簡単なデザートを出したが、あとはチョコレートケーキやチーズケーキ、チョコレートムースなど多少手間のかかるデザートも作った。美味しく食べてもらうとやはり嬉しい。

今回のグループとは何回かバーにも付き合った。それだけクルーもリラックスできる良いゲスト達だった。いつもならチャーターが終わった日は完全にリラックス出来るのだが、明日からまた７泊のゲスト達が来るので、時間的余裕が無く結構大変。おまけにセントトーマス島は１週間のカーニバルの最終日とあってレンタカーも出来なければ、いつも行くスーパーも閉まっているとの事。だから、今日出来る事は限られていて、全て明日の午前中に走り回る事になる。ちょっと恐怖。

冷蔵庫が故障

７週目のチャーターが終わった翌日に小さい方の冷蔵庫が故障した。終わった後で良かったとは言え、こちらも急いで修理する必要がある。自分達でできる範囲を超えているので、業者にお願いした。この会社には以前にエアコンの修理をしてもらった事がある。仕事はちゃんとしてくれるので有り難いが、競争相手がいないからなのか料金が結構高い。おまけにスケジュールが混んでいて頼んでもすぐには来てもらえない。そこで、冷蔵庫を直す前にセールを直しに行った次第。その為にセールを預けてから翌日にはまた米国領に戻るという時間の無駄使い。小さいセールひとつではちゃんとセーリングができずに往復ずっと機走。セールボートはやはり帆がないと何か心許ない。

冷蔵庫は結局、コンプレッサーを取り替える事になり、注文したコンプレッサーが届くまでまた数日待つ事になり、それまでにセールをピックアップしに英国領に行った。待ち焦がれたテクニシャンは到着すると狭いスペースで黙々と仕事をしてくれた。私達は翌日からチャーターが入っていたので、例のごとく買い出しに出かけ、５時間後に戻ってくるとほぼ完了という段階だった。冷蔵庫が機能しないうちは買い物にも制限がかかるので、修理が終わった時はホッとし、すぐにまた追加分のショッピングに出かけた。幸いチャーター客が午後３時頃の到着なので時間稼ぎができて助かった。

セール修繕

トイレの取り付けを終えたらすぐに英国領に引き返し、今度はセールの修繕。前々回のチャーター中にメインセールの上部に裂け目ができ応急処置をしてあったが、セールメーカーにちゃんと縫い直してもらう事にした。ついでに前帆のほつれも補強してもらうので、３つのうちの２つのセールを下ろした。

このDoyle Sailmakers のオーナーには以前ジェノアセールを作ってもらった事があり、その仕事ぶりの早さに感動した経験があるので、今回も安心して任せられた。助手と二人でさっさとセールを下ろしロフトに運んで行った。数日後に引き取りに行った時は、助手と手伝いの２人が暑い直射日光の中、汗だくでセールを元の位置に戻してくれた。プロの仕事に感謝です。